H・K様からご依頼いただいた合皮の革ジャン・レザージャケット のリメイクオーダー。
メンズのリブシングルライダースのご紹介です。
劣化してボロボロになってしまった合皮の革ジャンを送っていただき、本革でリメイクいたしました。
革は0.9ミリ厚 ラム羊革 ナチュラル仕上げ、色はブラックです。
概要
ファスナーは全てYKK製の標準の長方形スライダー、ゴールドで承りました。
フロントファスナーには5号(小)サイズが使われております。
通常ポケットに使われる大きさですが、フロントに使うことでスッキリとした見た目に。
街着でよく使われる大きさですね 🙂 。
ちなみにこちらが元の合皮ジャケットです。
数々の修羅場をくぐり抜けてきたかのようなこのたたずまい・・・、これはこれで妙な威厳がありますが・・・、
表面が剥がれて布のような生地が見えてしまっております 🙄 。
合成皮革や人工皮革のくくりとして合皮と呼ばれたりしますが、どちらも表面がポリウレタンの樹脂で作られております。
最近の合皮はとても良く出来ていて、見た目はとても本革に近いものになりますが、完成した瞬間から「劣化」が始まるのが合皮です。
合皮の質にもよりますが、使用していなくても時間がたつと表面がひび割れてポロポロと剥がれてきます。2年目でボロボロが始まって着れなくなったというお客様もいらっしゃいました 😯 。
一概に合皮が悪いということはありませんが、ボロボロになってデザインが気に入っているジャケットが着れなくなってしまうのは残念ですよね 😥 。
本革でリメイクすることで、合皮よりも長くご着用いただけますし、経年変化を楽しむということも可能になります。
・・・で、こちらが本革でリメイクしたジャケットです。
本革の艶や質感は高級感がありますね 🙂 。
ほぼ、元の合皮ジャケットのデザインを再現できました。
肩の切り返しなどがかっこいいですね 🙂 。
袖と裾がリブになっていて、カジュアルな雰囲気が良いですね 😉 。
スタイリング
フロントファスナーを少し開けたときのスタイル。
街着ではこちらのスタイルが多いのでは。
ファスナーの裏にあるフロントフラップ(風止め)がなく、フロントを全開けにしたときがスッキリしてます。
ディテール
襟の高さは低めの3.5センチ。
特徴的な襟ベルトがついております。
胸ポケットのファスナーはムシ見せタイプです。
ファスナーのギザギザが見えて無骨な見た目になります。
肩にあるのがエポレット。
ダブルライダースで良く見る仕様で、肩周りを大きく見せる効果があります。
リブ仕様の制作可能です。
リブのついた手首回りですが、ライダースと同じ袖ファスナーがついております。
裏地
裏地はポリエステル100%のブラック。
ベースになったデザイン
今回ご依頼いただいたリブシングルライダースは、
シングルライダース US MODEL #01
をベースにカスタマイズされたものとなります。
上記のモデルをベースに追加でオプションをご依頼いただき、参考価格は59,800円(税抜)です。
※価格はサイズなどにより前後いたします。
リメイクをご希望の場合は事前に前後の画像をメールで送っていただければ概算やどこまで再現可能かお伝えできます💡 。
特殊なデザインや仕様などがなければ、商品ページで似たデザインの価格とほぼ同じになります💡 。
またファスナーの種類、色、元ジャケットからのサイズの修正有無など、ご注文後にメールにてご案内いたします 💡 。
H・K様、ご注文ありがとうございました!
※デザインの詳細や価格は予告なしに変更されます。
※最新の情報は商品ページにてご確認お願いいたします 🙂 。